中国テレビメーカー、低価格で米国市場に攻勢-日韓勢に対抗

TCL集団や青島海信電器など中国 のテレビメーカーが、米国市場への攻勢を強めている。低価格と最新技 術を売りに、日韓勢のシェア切り崩しを狙っている。

TCLと青島海信は、今週ラスベガスで開催される米国最大の家電 見本市「インターナショナル・コンシューマー・エレクトロニクス・シ ョー(CES)」で注目を集めることを目指している。米国の消費者や 販売業者の間で認知度を高めたい考えだ。TCLは、米グーグルの基本 ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したテレビを展示するため、 CESでのスペースを2倍に拡大。青島海信もスペースを拡大をすると ともに、米国で初めて活字媒体とテレビで広告キャンペーンを展開す る。

こうした中国勢の攻勢によって、黒字転換に苦しむソニーやシャー プへの圧力が高まる見通し。また、インターネット接続など高機能を備 えつつ低価格のテレビを求める消費者は恩恵を受ける可能性がある。 TCLなど中国の業界大手は、代表的なブランドより30%安い価格で製 品を提供している。

中国の家電メーカーは自国市場で独占的地位を誇るものの、米国市 場ではより定着している同業他社に比べてブランドの認知度が低い。今 年はグーグル傘下のモトローラとイーストマン・コダック、マイクロソ フトがCESに出展しないことで使用可能なスペースが広がったため、 中国勢は自社製品に注目を集め認知度を高めることができそうだ。

中国メーカーは低い製造コストで消費者に商品を提供できることが 強みだ。無線LANのWiFi(ワイファイ)とインターネット閲覧ソ フトを内臓する青島海信製の50インチ液晶テレビは先週、ウェブサイト 「タイガーダイレクト」で700ドル(約6万1500円)で販売されてい た。これに対し、同サイズで無線LANなどを内蔵していない東芝の製 品は899ドル。サムスン電子の製品は997ドルだった。

原題:Cheaper TVs on Horizon as Chinese Muscle Into U.S. Market: Tech(抜粋)

--取材協力:Edmond Lococo、Tim Culpan.

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