ヘッジファンドなどが景気敏感株の空売りを縮小-米市場

ヘッジファンドなど投機的な取引を 手掛ける投資家は、景気動向に最も左右されやすい銘柄の下落に賭ける 取引を減らしつつある。空売りされている銘柄が値上がりし、損失が生 じているためだ。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500種株価指数 の構成銘柄で最も大きく空売りされている20銘柄は昨年12月、平 均5.1%上昇し、S&P500種全体の0.7%を上回る値上がりを記録し た。この成績の開きは2012年1月以来の大きさだ。一般的に景気が縮小 する際に成績が良くなる電話会社や公益企業に代わって、USスチール やJCペニーといった銘柄が上昇している。

空売りを断念せざるを得ない状況について、強気派は米経済に対す る信頼感の高まりを反映するものだと主張し、弱気派は利益見通しが1 年ぶりの低水準近くまで落ち込む中で、見境のない買いが入っているこ とが理由だと考えている。

シコモール・アセット・マネジメント(パリ)で21億ドル(約1850 億円)相当の資産の管理・運用に携わるジル・シトボン氏は3日の電話 インタビューで、「ショート(売り持ち)よりもロング(買い持ち)に 資金を投じている。ショートにするのは難しいだけでなく、痛みを伴 う」と述べた。

先週の米株式市場でS&P500種は4.6%高の1466.47と、07年12月 以来の高値で越週した。同指数は昨年13%上昇している。

原題:Hedge Funds Squeezed With Shorts Beating S&P 500 by Most in Year(抜粋)

--取材協力:Whitney Kisling、Lu Wang.

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