ロンドン金融界の求人、昨年は35%減-規制強化で

ロンドンの金融サービス業界の求人 数が昨年、35%減少した。規制強化に伴って銀行が人員を削減したほか 証券市場が軟化したことが背景にある。英人材仲介会社アストベリー・ マースデンの調査で明らかになった。

アストベリー・マースデンが7日発表した資料によると、ロンドン の金融街シティーとカナリーワーフの2012年の新規求人数は11年の5 万4025人から35%減少し、3万5115人となった。昨年12月のシティーの 新規求人数は約800人と、前年同月の約1490人を下回った。

同社のマーク・キャメロン最高執行責任者(COO)は「軟調な景 気の継続やトレーディング減少などの要因により収入が落ち込む中、資 本増強義務付けを含む規制強化でコスト増を余儀なくされた」と指摘。 「銀行の経営幹部は断固たる行動を取り、全部門の縮小など大規模な構 造改革を実行した」と述べた。

欧州債務危機によりトレーディングのほか株式や債券の発行が落ち 込んだため、証券会社はコスト減に向け人員削減を進めている。米シテ ィグループは先月、世界で約1万1000人を削減する方針を示した。スイ スのUBSは投資銀行業務の一部を廃止し、向こう3年間で全従業員の 約15%に当たる1万人を削減する計画を発表した。

キャメロン氏は「コスト削減の最悪の時期は過ぎ去ったと思いた い。銀行は依然として人員を調整しているが顕著で差し迫った人員削減 の大半は既に実施された可能性が高い」との見方を示した。

原題:London Finance Job Vacancies Fell 35% Last Year, Recruiter Says(抜粋)

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