欧州債:イタリアとスペイン債続落、入札控え-ドイツ債上昇

7日の欧州債市場では、イタリアと スペインの10年債相場が続落。両国は今年初めての国債入札を週内に実 施する。

先週全体で昨年11月以来最大の低下となっていたイタリア国債の利 回りは上昇。ベルルスコーニ前首相率いる政党が来月の総選挙を控え、 北部同盟と再び連携したことが要因。ドイツ10年債は4営業日ぶりに値 上がり。昨年11月のユーロ圏生産者物価指数(PPI)が予想以上に鈍 化したことが手掛かりとなった。

ラボバンク・ネダーランド(ユトレヒト)のシニアエコノミスト、 エルビン・デフロート氏は「市場は発行増に備えている」と発言。ま た、「イタリアの政治情勢を見極めようとする動きもある。今後の不透 明感がまだ大きく、スプレッドに政治的リスクが十分に織り込まれてい るかどうかを投資家は判断している」とも述べた。

ロンドン時間午後4時45分現在、イタリア10年債利回りは前週末比 9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.35%。先週は23 bp低下と、昨年11月30日終了週以降で最も下げた。同国債(表面利 率5.50%、2022年11月償還)価格はこの日、0.705下げ109.475。

スペイン10年債利回りは6bp上げ5.11%。スペインは2015年か ら26年にかけて償還を迎える国債を10日に発行する。イタリアは11日実 施の入札についての詳細を8日に公表する見通し。

ドイツ10年債利回りは前週末比2bp低下し1.52%。フランスの10 年物利回りは3bp下げ2.11%となった。

原題:Italian Bonds Drop Before Auction Amid Berlusconi Election Pact (抜粋)

--取材協力:Emma Charlton.

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