米共和党上院院内総務:税制改正は議題でない-債務上限協議で

米共和党のマコネル上院院内総務は 6日、オバマ大統領と議会が連邦債務の上限引き上げ問題の協議の準備 を行う中で、一段の税制改正は議題ではないとの認識を明らかにした。

マコネル氏はABCの番組「ディス・ウィーク」で、「税の問題は 終わった。今問題なのは米国とわれわれの将来にとって最大の問題にど う対応するかということで、それは歳出への依存だ」と指摘した。

オバマ大統領と議会は歳出削減と増税が同時に発動される「財政の 崖」回避で合意したばかり。共和党が今後の議論の焦点を税制から歳出 削減に移そうとしているのに対し、民主党は税制を含む全ての課題が議 論されるべきだとの立場をとっている。

下院予算委員会の民主党トップ、クリス・バンホーレン議員(メリ ーランド州)は「フォックス・ニュース・サンデー」で、「マコネル氏 がそういう線引きをするなら、さらなる対立を生むことになろう」と指 摘。ペロシ民主党下院院内総務は、税制は「議題から外れていない」と 語った。

米国は昨年末に16兆4000億ドル(約1447兆円)の債務上限に達して おり、財務省は異例の対策で政府支出のやりくりを始めている。

オバマ大統領は5日のラジオ演説で、「歳出削減は税制のさらなる 改革とのバランスを取る必要がある」と指摘。「富裕層と大企業は大半 の米国民が使うことのできない税制の抜け道や控除を利用すべきではな い」と述べた。

一方、ベイナー下院議長は債務上限の引き上げについて、引き上げ られる分だけ歳出を削減すべきだと主張している。これに関してペロシ 氏は、2つを関連付けるべきではないと反論した。

原題:McConnell Takes Taxes Off the Table in Debt Limit Discussion (1)(抜粋)

--取材協力:Mark Drajem.

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