仏金融規制当局、エリオット英部門を調査-インサイダー疑惑

ポール・シンガー氏率いるヘッジフ ァンド、エリオット・マネジメント(運用資産215億ドル=約1兆9000 億円)は、同社の英国部門が2010年に行ったパリ・ライン・ローヌ高速道 路会社(APRR)への投資をめぐり、フランスの規制当局がインサイ ダー取引の可能性があるとして調査を進めていることを明らかにした。

エリオットは投資家向けに4日配布した文書で、同社が重要な未公 開情報に基づいてAPRR株を10年5月28日から6月11日に購入した可 能性があると記した書状を昨年12月28日にフランス金融市場庁 (AMF)から受け取ったと説明した。ブルームバーグ・ニュースは投 資家向け配布文書のコピーを入手した。AMFによれば、エリオットは 売却前にAPRRの株価を押し上げ、約275万ユーロ(現在の為替レー トで約3億1600万円)の利益を上げた可能性がある。

エリオットは投資家向け文書で、「AMFの書状に記された主張に は根拠がなく、証拠の裏付けもない」とした上で、「当社のAPRR株 取引はどのような時でも重要な未公開情報に基づくものではなく、合法 的な事業目的だった。人為的にAPRRの株価を押し上げもしなかっ た」と説明した。

原題:Elliott’s U.K. Unit Probed by French Regulator Over APRR Trade(抜粋)

--取材協力:Francois de Beaupuy.

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