米国株(4日):S&P500種は07年末以来の高値-雇用統計で

4日の米国株は上昇。S&P500種 株価指数は2007年12月以来の高値まで上げた。朝方発表された昨年12月 の米雇用統計で前月と変わらないペースで雇用が増加していることが示 され、買いを誘った。

製薬会社イーライ・リリーは上昇。2013年の利益予想がアナリスト の見通しを上回ったことが好感された。シティグループも高い。ゴール ドマン・サックス・グループがシティ株を買い推奨銘柄に加えたことが 手掛かりだった。化粧品訪問販売のエイボン・プロダクツも高い。バン ク・オブ・アメリカ(BOA)の株式投資判断引き上げが買い材料とな った。一方、アップルは下落した。

S&P500種は0.5%上昇して1466.47。ダウ工業株30種平均は43.85 ドル(0.3%)高の13435.21 ドル。

マニング・アンド・ネイピアのストラテジスト、グレッグ・ウッダ ード氏は、「労働市場は驚くほど強いわけではないが回復はしている。 まだ時間がかかる」と述べ、「市場は外からの支援があることに気付い た。つまり米金融当局は大規模な流動性を供給し続けるし、数多くある 不透明要素のうちいくつかは解決策が見いだされた。それでもその不透 明感は2カ月間先送りしただけだ」と続けた。

雇用統計

米労働省が発表した12月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数 (事業所調査、季節調整済み)は前月比15万5000人増。前月は16万1000 人増に上方修正された。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミ ストの予想中央値は15万2000人増だった。家計調査に基づく失業率 は7.8%で前月から変わらず。

米供給管理協会(ISM)が発表した12月の非製造業総合景況指数 は56.1と、前月の54.7から上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノ ミスト予想の中央値は54.1だった。同指数で50は活動の拡大と縮小の境 目を示す。

S&P500種は週間ベースで4.6%高と、2011年12月以来の大幅高と なった。

景気敏感株で構成されるモルガン・スタンレー・シクリカル指数は 1%上昇して1090.70、ダウ輸送株平均は1.2%高の5534.06だった。

イーライ・リリー、シティグループ

イーライ・リリーは3.7%上昇。同社は2013年の純利益を1株当た り4.03-4.18ドルと予想している。一時項目を除くベースでの1株当た り利益予想は3.75-3.90ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト18 人の予想平均は3.71ドルだった。

S&P500種の金融株指数は1.3%高。シティグループは2.5%上 昇。ゴールドマン・サックスはマイケル・コルバット新最高経営責任者 (CEO)がシティグループの投資リターンや効率を向上させるとみて いる。

エイボンは3.2%上昇。BOAは同社の株式投資判断を「ニュート ラル」から「買い」に引き上げた。

テクノロジー株は0.6%安と、S&P500種産業別10指数の中で唯一 下げた。米連邦準備制度理事会(FRB)が3日公表した連邦公開市場 委員会(FOMC、昨年12月11-12日開催)の議事録によれば、機器・ ソフトウエアに対する企業投資は第3四半期に減少した。

原題:S&P 500 Climbs to Highest Level Since 2007 After Jobs Report(抜粋)

--取材協力:Chua Baizhen、Masaki Kondo、Claudia Carpenter、Paul Dobson、Abigail Moses、Andrew Rummer、Stephen Voss、David Goodman.

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