米小麦産地の干ばつ、3月まで継続か-ヘッジファンドは弱気

米国は、中西部と中南部の大平原地 帯でダストボウル(砂嵐)が吹き荒れた1930年代以降で最悪の干ばつに 見舞われ、小麦の生育に被害が出ている。一方、ヘッジファンドは小麦 相場について過去7カ月で最も弱気な姿勢を示している。

米国の約61%の地域が干ばつに見舞われている。米政府は乾燥した 天候が冬小麦の主産地で少なくとも3月まで続くと予想。休眠期の小麦 の作柄は既にデータ収集が始まった1985年以降で最悪となっており、世 界の在庫は3年連続で減少する見込みだ。ブルームバーグがアナリス ト32人を対象に実施した調査の中央値では、シカゴの小麦先物相場は今 年、最大25%上昇し1ブッシェル当たり9.50ドルに達するとみられてい る。

小麦相場は高値を付けた昨年7月以降20%下落し、ヘッジファンド による投資は12月に相場がさらに下げるとの見方を反映し始めた。しか し、アルゼンチンとオーストラリアでも乾燥した天候となっているため 干ばつが長引けば供給が逼迫(ひっぱく)するとの見方が強まってい る。昨年は熱波の影響で黒海地域からの出荷が遅れ、降雨量の不足で米 ミシシッピ川でははしけ輸送に支障が出た。

シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦相場は昨年、19%上昇し7.78 ドルとなった。7月には9.4725ドルまで上昇した。

原題:Dust Bowl Wilting U.S. Wheat as Funds Turn Bearish: Commodities(抜粋)

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