JPモルガンのマドフ事件関与を米当局が調査-制裁も警告

米銀最大手JPモルガン・チェース は、バーナード・マドフ受刑囚の巨額ねずみ講事件との関係を調査する 監督当局への書類引き渡しに期限までに応じない場合、制裁を科す可能 性があるとの警告を米財務省の監察官から受けた。

エリック・トーソン監察官は12月21日付の書簡で、JPモルガンが 1月11日までに米通貨監督庁(OCC)の調査に協力しない場合、 OCCの監督を妨害したことへの制裁を受ける可能性があると警告し た。

JPモルガン側は、弁護士・依頼者間の秘匿特権を主張していると いう。トーソン監察官の書簡には、OCCがどのような書類の引き渡し を求めているかや、調査の焦点についてはっきりした説明はない。

JPモルガンをめぐっては、チーフ・インベストメント・オフィス (CIO)部門が出した62億ドル(約5440億円)以上のトレーディング 損失をめぐる調査が進められているが、これまで非公開だったOCCの 調査が明らかになったことで、同行は一層困難な状況に追い込まれる。

JPモルガンの広報担当ジェニファー・ザッカレッリ氏は「監督当 局の調査にはもちろん引き続き協力する」としながらも、「弁護士と自 由にやり取りし、内密に指導を求めることができる基本的な権利がこの 国では長らく認められてきたが、われわれや他の銀行に大手にも中小に も等しくこの権利があるかどうかという重要な原則の問題を今回の論争 は提起している」と反論した。OCCのブライアン・ハバード報道官は コメントを控えている。

原題:JPMorgan Faces Sanction for Refusing to Provide Madoff Documents(抜粋)

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