グーグル会長、米政府の反対押し切り訪朝か-米人解放が狙い?

インターネット検索最大手、米グー グルのエリック・シュミット会長は、米国務省の反対を押し切って北朝 鮮を訪問するもようだ。実現すれば、1年前に金正恩第一書記が政権を 引き継いだ後で同国を訪問する最も有力な経済人となる。

韓国外交通商省の報道官は3日記者団に対し、シュミット氏の訪朝 計画は「私的」なものだとし、同氏がリチャードソン前ニューメキシコ 州知事と共に北朝鮮を訪問するとのAP通信の報道を確認した。

一方、米国務省のヌーランド報道官は3日の記者会見で「率直に言 って、この訪朝はとりわけタイミングが悪い。しかし、彼らは私人であ りそれぞれが判断をする」と述べた。ただ同報道官は、北朝鮮が昨年12 月11日に長距離ロケットの発射に踏み切ったことを考慮すればタイミン グとしては悪いという「われわれの見解を十分承知している」と語っ た。

グーグル・コリアの広報担当は同社幹部の個人的旅行についてはコ メントしないとし、リチャードソン氏の広報担当は問い合わせに返事を していない。

シュミット氏の訪朝について高麗大学の柳何烈教授は、北朝鮮に拘 束されている米国人男性の解放を働き掛けるのが目的ではないかとみて いる。その上で同教授は、グーグルとしては市場調査といったビジネス 面での長期的な利益に関する訪問理由もあろうが、リチャードソン氏を 含めて北朝鮮との対話チャンネルを財政面で支援するのが狙いだろうと 指摘した。

原題:Google’s Schmidt Urged by U.S. Not to Make Trip to North Korea(抜粋)

--取材協力:Jungah Lee、Indira A.R. Lakshmanan.

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