日本取引所G株が東証1部に重複上場、売り先行で初値は3740円に

日本取引所グループ(JPX)株が きょう、東京証券取引所第1部に重複上場し、売り気配で始まった後、 午前9時20分すぎに取引が成立した。東証での初値は3740円と、大阪証 券取引所ジャスダック市場における昨年12月28日終値の4300円に対 し13%安い水準となった。

日本取引所Gは、大証を存続会社として行われた東京証券取引所グ ループとの合併による統合持株会社。東証Gと大証は2011年11月22日、 国際市場での日本のプレゼンス向上を目指し経営統合で合意し、昨年8 月に東証Gが株式公開買い付け(TOB)で大証株の3分の2を取得し て子会社化。同年11月の両社の臨時株主総会を経て、ことし1月1日付 で新体制をスタートさせた。

日本取引所Gの斉藤惇最高経営責任者(CEO)は新会社のウェブ サイト上で、「情報通信技術の急速な発達に伴う金融取引システムの発 展により、国境を越えた市場間の競争はますます激化している」と指 摘。金融商品の多様化や市場機能の集約、取引システムの統一化を通じ グローバルな競争力を強化し、「新規ビジネスや新興企業へのリスクマ ネーの提供の場としての機能を十分に発揮することで、わが国金融資本 市場の活性化、ひいては日本経済の成長に寄与していく」と抱負を述べ ている。

日本取引所Gの13年3月期の連結純利益見通しは70億円(東証G の12年4-12月期計画に13年1月1日以降の日本取引所Gの計画値を合 算)。これに大証の今上期の20億円を加えると90億円となり、前期の東 証Gと大証の単純合算値117億円からは23%減る見込み。この点につい て、斉藤氏は昨年12月の定例会見でのれん代やシステム統合を見込んだ 加速償却などが減益要因と説明していた。

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