タイで中国人観光客急増か-コメディー映画ヒットと訪日急減

タイを舞台にビジネスマン2人と若 者が珍道中を繰り広げる低予算の中国コメディー映画「Lost in Thailand(人再囧途之泰囧)」が大ヒットし、タイを訪れる今年の観光 客数が過去最高に達する可能性がある。

中国の国営新華社通信によると、この映画の観客動員数は昨年12 月12日の公開以降、3000万人以上に上っている。タイ旅行代理店協会に よれば、タイを訪れる観光客は、中国人が昨年、マレーシア人を抜いて 首位となった。映画がヒットしている影響で2013年の観光客の総数は 約10%増加すると見込まれている。

昨年は日中の領有権問題が悪化し日本を訪れる中国人観光客が減少 したため、タイに向かう中国人旅行者が増えている。11年にはバンコク を舞台にしたハリウッド映画「The Hangover: Part II(ハングオーバ ー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える)」がヒットし、タイへの注 目度が高まった。

タイ最大のホテル運営会社マイナー・インターナショナルのウィリ アム・ハイニッキー最高経営責任者(CEO)は「中国の勢いはとどま るところを知らない。割合で見ると、欧州と英国は低下しているが、実 数ではなお同水準かわずかに増加している。ただ、ロシアと中国の伸び が大きい」と指摘した。

タイ国政府観光庁のデータによると、昨年1-11月にタイを訪れた 観光客約1980万人のうち中国人は13%を占めた。今年の観光客の総数は 約2450万人と、12年の推計2100万人超から増加すると予想されている。

原題:Chinese Tourists Lost in Thailand Boosts Hotels: Southeast Asia(抜粋)

--取材協力:Anuchit Nguyen.

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