量的緩和は失敗へ、英国の南海バブルと同じ結末に-グロース氏

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用する ビル・グロース氏は、量的緩和(QE)のような金融刺激策に伴う長期 的なインフレリスクを投資家は警戒すべきだと訴えた。

グロース氏はPIMCOのウェブサイトに3日掲載された月間投資 見通しの中で、「現在のQEであれ、1700年代初めの英国の南海会社の 株式ブームであれ、そのような政府の金融スキームは最終的にひどい結 末になる」と警告した。

同氏はまた、2009年の初め以降、世界の6大中央銀行のバランスシ ートを債券購入プログラムによって合計6兆ドル(約525兆円)相当も 拡大させているリスクについて、「供給に比較的制限がある原油や金の ような商品、あるいは他の通貨に対する通貨価値の切り下げやインフレ という形で表れる」との見方を示した。

グロース氏はその上で、米連邦準備制度理事会(FRB)の行動に 伴うインフレの影響が将来、多年にわたって続く可能性が高いと予想 し、長期債を避け、中銀の政策で支援される短・中期債を中心に購入す るよう投資家に勧めた。

グロース氏は、中央銀行による債券購入は最初こそ株式のようなリ スク資産の支援要因となるが、量的緩和が実体経済の浮揚に「ますます 無力」であることが明らかになるにつれて、結局それらの資産に打撃を 与える恐れがあると指摘した。

原題:Gross Says Government Financing Schemes Such as QE End Badly (1)(抜粋)

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