【個別銘柄】コア30や証券高い、富士重99年来高値、シャープに売り

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

コア30銘柄:トヨタ自動車(7203)が前年末比6.4%高の4260円、 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が5%高の484円、 ファ ナック(6954)が3.9%高の1万6540円など。米国で減税失効と歳出削 減が重なる「財政の崖」転落の危機がひとまず回避され、投資家のリス ク許容度が向上。為替市場でおよそ2年5カ月ぶりの円安・ドル高を付 けるなど、円安が進行していることも、輸出関連銘柄などの収益改善期 待を高めた。

半導体関連株:東京エレクトロン(8035)が2.5%高の4035円、ア ドバンテスト(6857)が3.9%高の1400円、ニコン(7731)が5.2%高 の2656円など。米調査会社ガートナーは3日、2013年の世界のIT支出 予想を前年比3.8%増から同4.2%増の3兆7000億ドルに上方修正した。 米フィラデルフィア半導体株(SOX)指数が3日に一時昨年9月19日 以来、約3カ月半ぶりに400ポイントを回復したことも好感された。

証券株:野村ホールディングス(8604)が4.2%高の524円、大和証 券グループ本社(8601)が4.2%高の495円など。TOPIXが昨年来高 値を更新した上、東証1部売買代金も2兆円近くに膨らみ、相場活況が 業績に好影響を与えると期待する買い圧力が増した。このほか、 SMBC日興証券が、野村HDと大和証Gについて、第3四半期決算は 好業績を確認する内容になるとして、昨年12月28日付で目標株価を引き 上げた。

富士重工業(7270):7.6%高の1158円。1159円まで上げ、1999年 7月以来の高値を付けた。米国での自動車の生産能力を3割増強する方 針を固めた、と3日付の日本経済新聞が報じた。主力の米国市場で好調 な販売が続くなかで供給不足の懸念を解消、長期計画に掲げる世界販 売100万台の達成に向けた供給体制を整備する、と伝えている。

シャープ(6753):2.6%安の295円。ことし春にも公募増資などで 資本増強を図る検討に入った、と1日付の読売新聞が報じた。1000億円 超の資本増強が必要と見ており、主力取引銀行と協議を始めたという。 自己資本比率が低下しているためで、調達資金は主力の液晶事業の強化 に充てるとしている。増資に伴う1株価値の希薄化などを懸念した売り に押された。

アコーディア・ゴルフ(2131):2%安の7万8800円。経営統合な どの組織再編の特別決議可決要件を厳しくする議案を2月下旬から3月 に開く臨時株主総会に提出する方針、と日経新聞電子版がきょう午後に 報じた。同業のPGMホールディングス(2466)はアコーディアに TOB(株式公開買い付け)を掛けている。PGM株も1.6%安の6 万8200円と下げた。

レオパレス21(8848):5.6%高の375円。このところの為替市場 での円安推移を受け、12年4-12月期に為替差益約22億円を営業外収益 に計上する、と4日午前に発表した。通期業績の上振れにもつながると 期待した買いが優勢となった。

日本取引所グループ(8697):きょう東京証券取引所第1部に重複 上場。大阪証券取引所ジャスダック市場の昨年12月28日終値(4300円) を9.7%下回る3885円で終えた。日本取引所Gは、大証を存続会社とし て行われた東京証券取引所グループとの合併による統合持株会社。ジャ スダック市場でも9.4%安の3895円と急落。

伊藤忠商事(8001):4.3%高の946円。伊藤忠は昨年12月28日、戸 田工業(4100)の第三者割当増資を引き受け、発行済み株式総数 の20.7%を取得すると発表した。同社は戸田工の筆頭株主となる。リチ ウムイオン電池事業で連携を強化するとしており、相乗効果を期待した 買いが優勢だった。戸田工株は変わらずの394円。

ポイント(2685):4.8%安の3005円。13年2月期の連結純利益見 通しを従来比24%減の57億円に下方修正した。前期比では11%増益 が16%減益に転落する。第3四半期までに天候不順などで秋物販売が計 画に届かなかったことが響く。

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