主要7カ国とBRIC,借り換え必要額が今年2200億ドル減少へ

世界の主要7カ国にいわゆる BRIC諸国を合わせた11カ国が今年借り換えを必要とするソブリン債 務は昨年を2200億ドル(約19兆1500億円)下回ることが分かった。主要 な国債相場が年ベースで昨年、2008年の金融危機以来初めて上昇したこ とが奏功している。

ブルームバーグ集計のデータによれば、今年に満期を迎える主要7 カ国とBRIC諸国(ブラジルとロシア、インド、中国)の証券・国債 は計7兆3800億ドルと、昨年の7兆6000億ドルを下回る。日本と英国、 ドイツ、フランス、イタリアとブラジルで減少する一方、米国とカナ ダ、ロシア、インド、中国は増加する。

高水準の債務は世界経済の成長を抑制する要因とされるが、債券投 資家は一部諸国が償還までの平均期間を伸ばし歳出を抑制し始めている 兆しに勇気づけられている。債券発行が減るに従い、借り入れコストは 低下。インフレは抑制され、欧米の中央銀行は政策金利を過去最低の水 準に引き下げている。

ドイツ銀行の欧州金利戦略責任者、モヒト・クマール氏は「財政の 是正は多くの国で顕著に進展しており、その度合いは恐らく市場の認識 以上だろう」と指摘。「金融政策は引き続き緩和的となる。中核国の国 債が売り込まれるとは思えない。需要は十分だろう」と話した。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS)が まとめた指数によると、26市場における国債相場は昨年、リーマン・ブ ラザーズ・ホールディングスが破綻した08年以来で初めて年間リターン がプラスとなった。また、バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリ ンチの指数によれば、リターンは世界全体で平均約4.5%となり、最高 はギリシャ債の78%だった。過去3年の平均は3.6%。同指数によれ ば、国債の平均利回りは1.4%と、2011年末の1.76%から低下した。

今年の満期額が最も大きいのは米国で、日本を抜いて2兆9000億ド ルとなる。昨年は2兆6000億ドルだった。日本は2兆6000億ドルと、12 年の3兆ドルから減少する。

11カ国で今年予想される償還額と利払いは以下の通り(単位は10億 ドル、12年12月28日現在のブルームバーグ集計データによる)。

Country    2013 Bond, Bill Redemptions       Coupon Payments
U.S.            2,928 billion                  211 billion
Japan           2,623 billion                  106 billion
Italy             414 billion                   72 billion
France            357 billion                   54 billion
Germany           283 billion                   42 billion
Canada            281 billion                   19 billion
U.K.              157 billion                   72 billion
China             128 billion                   48 billion
Brazil            124 billion                   27 billion
India              70 billion                   46 billion
Russia             15 billion                   10 billion

原題:Bond Tab for Biggest Economies Seen Falling $220 Billion (1)(抜粋)

--取材協力:Masaki Kondo、Susanne Walker、Roxana Tiron、Heidi Przybyla、James Rowley、Rob Zuvich.

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