米上院本会議が財政合意案を可決-下院に送付

米上院本会議は1日未明、米国の勤 労者に同日から適用される増税の大半を撤回する法案を賛成89、反対8 で可決した。同法案は下院に送付される。米議会とオバマ政権は「財政 の崖」の回避で、年末の期限まで同法案を成立させることができなかっ た。

法案は同日午前0時にいったん失効した多数の世帯への減税を恒久 化するとともに、失業手当の給付延長や歳出の強制削減を2カ月間先送 りする内容。同法案が成立すれば、年収45万ドル以下の世帯への所得減 税が延長される一方、所得が同水準を上回る富裕層の税率は39.6%に引 き上げられる。

バイデン副大統領とマコネル共和党上院院内総務は前日、6000億ド ル強の増税・歳出削減を回避するための措置で合意し、同法案が提出さ れた。

ベイナー下院議長は上院での採決に先立って、法案が上院を通過す れば下院が検討するとの声明を発表した。下院は1日正午に審議を再開 する予定。

同議長は「下院が法案を受け入れるか修正するかの判断は、下院議 員と米国民が内容を検討できるまで行われない」と強調した。

ブッシュ政権下で実現した減税に関して、オバマ政権と民主党議員 は年収25万ドル以下の世帯の減税を延長する一方、これを超える富裕層 の増税を主張していた。

米議会予算局(CBO)は「財政の崖」が回避されなければ、米国 は2013年上期にリセッション(景気後退)に陥ると警告していた。

原題:Senate Passes White House Budget Accord to Undo Tax Increases(抜粋)

--取材協力:James Rowley、Roxana Tiron、Heidi Przybyla、Michael Shepard.

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