麻生太郎財務相は28日、同省内で行 われたインタビューで、安倍晋三首相の金融・為替政策に関する積極的 な発言で円安が進み、これが世界的な通貨安競争につながるとの見方に 否定的な見解を示した。主要3通貨のうち円高は突出していると指摘。 同時に米国に対してドル高政策を取るよう注文をつけた。

麻生財務相は自らが首相として出席した2009年4月の20カ国・地域 (G20)首脳会談で、「通貨安競争はやらないという約束をしたが、そ の時の約束を守った国は何カ国あるのか。米国はもっとドル高にすべき だ。ユーロはいくらになったのか」と言及。1ドル=100円前後で推移 していた当時に比べても円高水準にあると指摘した。

その上で、約束を守ったのは日本だけだとし、「外国に言われる筋 合いはない。通貨安に急激にしているわけでも何でもない」と強調。さ らに「通貨が安くなるといって良かったと言っているのは輸出している 人達だけ。輸入している人は通貨が安くなれば迷惑する」とも述べ、日 本が意図的に通貨安競争を促す立場にはないとの認識を示した。

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