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【個別銘柄】銀行や建設高い、売買膨らみ証券連騰、全国保証が上場

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

銀行株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前日 比6.1%高の435円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が4.2% 高の3010円など。自民党次期政権によるデフレ脱却策、経済活性化への 期待が続いたほか、20日まで開催の日本銀行の金融政策決定会合後、当 座預金口座を持つ金融機関を対象に金利0.1%で最長4年まで無制限に 貸し付ける新制度の詳細も公表予定。資金流動性の向上期待も強い。過 去の景気回復局面で、上昇基調を強める場面が多い日本銀行(8301)の 出資証券も16%高の3万9300円と7カ月ぶり高値。

証券株:野村ホールディングス(8604)が4.7%高の420円、大和証 券グループ本社(8601)が3.5%高の443円など。きょうの東証1部売買 高は概算で40億3441万株と、昨年の東日本大震災直後の3月17日以来、 1年9カ月ぶりの40億株乗せ。今週3日間の1日平均売買高は34億株 と、年初から前週までの平均18億株の約9割増となっており、今後の業 績貢献を見込む買いが膨らんだ。

建設株:大成建設(1801)が6.6%高の274円など大手をはじめ、不 動テトラ(1813)が11%高の179円など中低位銘柄も急伸。自民党の安 倍晋三総裁と公明党の山口那津男代表は18日、大型の2012年度補正予算 を中心とする景気対策の取りまとめと、東日本大震災被災地の復興の加 速化で合意したと共同通信が報道。19日付の日本経済新聞によると、公 明党は10兆円規模の補正を求めており、防災・減災対策など公共事業が 軸になるという。

欧州関連株:キヤノン(7751)が6.5%高の3455円、リコー (7752)が9.1%高の971円など。ギリシャの信用格付け引き上げ、スペ イン政府が短期証券入札で目標額を調達したことなどから、ユーロ・円 相場は一時1ユーロ=111円70銭台と昨年8月以来の水準までユーロ 高・円安が進行。欧州売上高の大きい企業の収益改善期待が高まった。

トヨタ自動車(7203):3.5%高の3850円。13年の世界生産計画を 約870万台とする方針を固めた、と19日付の日本経済新聞朝刊が報道。 グループ全体では約990万台になる見通し。国内需要は縮小し、中国で も本格回復が見通せない一方、北米や東南アジア向けを伸ばす、と同紙 は伝えた。

三菱地所(8802):2.8%高の1815円。クレディ・スイス証券は18 日付のリポートで、直近の日銀短観で不動産向けの金融機関の貸し出し 態度(DI)が07年12月以来のプラスに転じたほか、自民党が政権与党 に返り咲き、デフレ脱却のためのマクロ政策が運用されることから、13 年も不動産セクターの堅調な推移を想定。調査対象企業の中で来期は営 業増益率が最も高いと予想し、同社をトップピックとした。

全国保証(7164):東証1部に新規株式公開し、公開価格980円に 対し3.7%高の1016円で初値を形成した。同社は東京都千代田区に本社 を置き、住宅ローン保証を中心に信用保証業務を展開。13年3月期の営 業利益見通しは前期比62%増の77億1700万円。終値は1198円。

村田製作所(6981):6.3%高の4845円。JPモルガン証券は19日 付の投資家向けメモで、米アップルのサプライチェーンへの発注調整の 影響は同社業績にも影響を及ぼすが、LTEの普及や中国でのローエン ドスマートフォン需要の拡大が事業機会につながり、業績への影響は限 定と指摘。投資判断「オーバーウエート」を継続し、当面の株価調整は 押し目買いの好機、との見方を示した。

シャープ(6753):6.1%安の307円。前日まで6連騰していた中 で、午後になり調整色を強めた。JPモルガン証券は19日付の投資家向 けメモで、最近会社訪問を行った結果、亀山第2工場をメーンに今下期 業績になお下振れリスクが残る可能性があると指摘。すでに同様の内容 は13日付で言及しているが、その後株価は31%上昇し、これを説明でき る明確な要因は見当たらなかったとした。

積水化学工業(4204):4.7%高の742円。クレディ・スイス証券 は18日付のリポートで、事業内容やマクロ要因を背景に13年3月期に過 去最高の営業利益を更新、その後も利益成長が継続すると予想。一方、 バリュエーションは低位に推移し、株価は割安として投資判断「アウト パフォーム」、目標株価830円で新規に調査を開始した。

ヤマハ発動機(7272):1.6%安の917円。18日に13年からの3カ年 中期計画を公表、15年の二輪車販売目標を820万台とし、売上高計画 は1.6兆円、営業利益は800億円とした。ことし2月には、次期中計 で1000万台を狙う方針を示していた。バークレイズ証券では、事前の高 期待値に鑑みると、物足りない印象と指摘。投資判断「アンダーウエー ト」、目標株価750円を維持した。

IHI(7013):9.2%高の213円。景気敏感業種を買う流れに加 え、自動車生産が急速に拡大しているタイで、自動車部品の耐久性を高 めるのに使われる熱処理装置工場を来年6月に立ち上げる、と産経新聞 が19日付で報じる材料もあった。

インターネットイニシアティブ(3774):8.8%高の1980円。野村 証券は19日付の投資家向けメモで、好調な事業進ちょくとクラウド基盤 サービス市場の中期成長性を踏まえて業績予想を上方修正し、14年3月 期から18年3月期予想の中期修正EPS(1株当たり利益)成長率が従 来の年率8.5%から同11.7%に高まると指摘。投資判断を「中立」から 「買い」に引き上げた。

日立ハイテクノロジーズ(8036):2.2%安の1741円。野村証券 は19日付の投資家向けメモで、欧州の景気後退と半導体製造装置市場の さらなる冷え込みで、全体的に業績は会社計画に対して下振れ含みで推 移しているもようと指摘。13年3月期の業績予想も会社計画並みに引き 下げるとして、目標株価を2104円から2061円に下げた。

セプテーニ・ホールディングス(4293):9.3%安の6万3500円。 売り上げへの本格寄与が第2四半期以降となるゲームの開発費用が先行 して発生するとし、10-12月期(第1四半期)連結営業利益が前年同期 比45%減の2億円になるとの見通しを18日に発表した。

ミタチ産業(3321):9.6%高の398円。諸経費の抑制に努めたほ か、債権回収の進展に伴う貸倒引当金戻り入れを営業外収益として計上 することから、6-11月期の連結純利益が従来予想の1億9000万円から 3億1000万円に上振れる、と18日に発表した。

サイバーエージェント(4751):2%安の17万3000円。三菱UFJ モルガン・スタンレー証券は18日付で、投資判断を「アウトパフォー ム」から「中立」に、目標株価を23万5000円から15万6000円に引き下げ た。Ameba事業とFX事業を主因に、13年9月期の連結営業利益予 想を183億円から122億円に、14年9月期を238億円から196億円にそれぞ れ減額した。

ツルハホールディングス(3391):5.3%高の6750円。13年5月期 の連結営業利益予想を従来比で6.4%増額し217億円を見込む、と18日に 発表。前期比では増益率が6.9%から14%に改善する。売 上高が順調に 推移しているほか、経費削減に努めたことが奏功した。

モバイルクリエイト(3669):東証マザーズに新規株式公開し、公 開価格の3000円に対し買い気配値を切り上げ、午後に形成された初値 は2.3倍の7000円となった。同社はタクシーやバスなどの事業者に対 し、GPSや業務用無線などを利用して車両配車や車両管理システムを 提供。13年5月期の連結営業利益見通しは前期比46%増の5億800万円 を計画する。終値は6440円。

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