FOMC:米国債450億ドル毎月購入決定か-資産4兆ドル規模も

米連邦準備制度理事会(FRB) は12日、米国債を新たに毎月450億ドル(約3兆7000億円)相当購入す ると発表し、過去最大規模の金融緩和策をさらに拡大する見込みだ。ブ ルームバーグが調査したエコノミストの圧倒的多数がそう考えている。 そのような追加緩和が実際に行われれば、FRBのバランスシートは4 兆ドル規模に膨らむ。

連邦公開市場委員会(FOMC)は、住宅ローン担保証券 (MBS)を毎月400億ドル相当購入する既存のプログラムを補強する ため、さらに米国債を買い入れる方針を決定するとエコノミスト49人の うち48人が予想している。FOMCは今年10月、雇用市場の「大幅」な 改善が見られるまで、現在のプログラムを継続すると約束した。

ニューヨーク連銀の元エコノミストで、ドイチェ・バンク・セキュ リティーズの米国担当チーフエコノミストを務めるジョゼフ・ラボーニ ャ氏(ニューヨーク在勤)は「無制限な規模で極めて大量の購入が行わ れるだろう」と予測する。

バーナンキ議長と他のFOMCメンバーらが、少なくとも2014年1 -3月(第1四半期)までの間、資産購入を強力に推進するとの見通し をエコノミスト調査(7-10日に実施)の予想中央値は示している。バ ーナンキ議長らは成長を刺激し、7.7%の水準にある失業率を押し下げ るため、2兆8600億ドルを超える規模にFRBのバランスシートを拡大 させようとしているようだ。

ウェルズ・ファーゴのチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏 は、自動車や住宅などの業界の景況改善を下支えし、「景気を持続させ る」ために「彼らはこのような刺激策が必要だと考えている」と指摘す る。

FOMCは11日から2日間の日程で開かれ、米東部時間12日午後0 時半(日本時間13日午前2時半)ごろに金融政策に関する声明を発表す る。その後、成長率と失業率、インフレ率の予測を公表し、バーナンキ 議長が午後2時15分から記者会見を行う。

ツイストオペ

FRBが保有する短期の国債を売却し、毎月450億ドル相当を期間 が長めの国債に入れ替えるオペレーション・ツイスト(ツイストオペ) は今月終了期限を迎える。FRBのバランスシートはツイストオペでは 変化しないが、新たに米国債を購入すれば、膨らむことになる。

インターナショナル・ストラテジー・アンド・インベストメント・ グループのマネジングディレクター、ロベルト・ペルリ氏は、新たな米 国債の購入によって、FOMCの政策担当者は「住宅ローン金利を引き 続き低下させ、住宅市場の持続的な回復にとって好ましい環境づくりを 目指しているのではないか」と話している。

原題:Fed Seen Expanding Assets to $4 Trillion With Treasury Buying(抜粋)

--取材協力:Jeff Kearns.

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