任天堂:WiiUを日本でも発売-国内回復に乗れるか

任天堂は新据え置きゲーム機「Wi i(ウィー)U」を国内で8日発売した。先行発売した米国の出足は好 調で、ゲーム市場が持ち直し傾向にある日本でも勢い持続を図る。06年 発売の「Wii」の後継機種で、希望小売価格は2万6250円から。

米では11月18日の発売から1週間で40万台を販売し、品薄状態とな った。日本発売に合わせ、インターネット経由でテレビ番組の情報をコ ントローラーの画面に表示できるサービス「TVii(ティービー)」 も開始する。

岩田聡社長は5日夜配信の動画で、「U」ではティービーや米グー グルの地図サービスなどネット技術を活用したサービスをリビングルー ムで利用可能にしたと強調。「新たなエンターテインメント体験の提案 は魅力的に感じてもらえる」として、売れ行きに自信を示した。

ゲーム雑誌「ファミ通」を発行する企業エンターブレインによる と2012年度上半期(3月26-9月30日)の国内ゲーム市場は前年同期 比11%増の1753億円と、任天堂の携帯機「3DS」向け人気ソフトなど がけん引する形で5年ぶりに増加した。4-9月の任天堂での日本での 売上高は738億円と、世界全体の37%を占める。

ドイツ証券の菊池悟アナリストは日本には任天堂のファンが多く、 「U」も成功する可能性が高い、とコメント。ただし、利益を出すには 「米での成功が必須」と指摘している。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは軌道に乗せるには「初動 が重要」と指摘。日本での売れ行きが「発売から2週間で50万台に乗る か注目している」と述べた。任天堂による来年3月末までの世界販売計 画は550万台。

ソフトを継続投入

任天堂が昨年2月に発売した「3DS」は、対応ソフト不足で同年 春から失速。販売から半年足らずで値下げを強いられ、前期(2012年3 月期)での初の赤字転落の一因となった。

「U」では当初から人気ソフトを投入。任天堂はサイト上に公表し ている株主向けの中間報告書で、有力ソフトの継続投入などを通じ発売 直後の勢いを年明け以降も維持する意向を示している。来年3月末まで の対応ソフト販売計画は2400万本。

--取材協力:. Editors: 駅義則, 山村敬一

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