先進国の化石燃料補助金、気候変動対策支援の5倍-環境団体

先進国は発展途上国への気候変動対 策支援の約5倍の資金を化石燃料の補助金に使っているとの試算を米環 境保護団体「オイル・チェンジ・インターナショナル」がまとめた。

同団体の試算によると、先進国22カ国の石油・石炭・ガス業界と消 費者向けの補助金は2011年に587億ドル(約4兆8400億円)に達した。 これに対し、気候変動対策支援は112億ドルにとどまった。

オイル・チェンジの創立者、スティーブン・クレッツマン氏は、補 助金を減らせば大気汚染のインセンティブが低下し、20年までに気候変 動対策で年間1000億ドルを支出するという先進国の目標を達成すること に役立つと述べた。

クレッツマン氏はドーハでのインタビューで、「補助金を止めない 限り、気候変動問題に真剣に取り組んでいるとは言えない。生産者への 補助金を徐々に減らし、その一部を発展途上国での燃料消費補助金の廃 止の影響を抑えるための費用に回すことは可能なはずだ」と述べた。ド ーハでは2週目に入った国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議 (COP18)が開かれている。

原題:Fossil-Fuel Subsidies of Rich Nations Are Five Times Climate Aid(抜粋)

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

堀江広美 +81-3-3201-8913 hhorie@bloomberg.net;

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