ウラン採掘で世界3位、カナダのキ ャメコの7-9月期(第3四半期)決算は、一部項目を除いた実質ベー スで50%減益となった。原子炉燃料の原料となるウランの値下がりが響 いた。

31日の発表によると、実質利益は5200万カナダ・ドル(約42億円、 1株当たり0.13カナダ・ドル)と、前年同期の1億400万カナダ・ドル (同0.26カナダ・ドル)から減少。一部項目を含めた純利益は8200万カ ナダ・ドル(同0.21カナダ・ドル)と、前年同期の3900万カナダ・ドル (同0.10カナダ・ドル)から増加した。

キャメコはこの日、既存の採掘プロジェクトに関する2018年までの 年間生産見通しを3600万ポンドと、従来目標の4000万ポンドから引き下 げた。ただ、今年通年のウラン生産見通しは2170万ポンドに据え置い た。

7-9月期には、キャメコのウラン販売価格平均は1ポンド =44.49ドルにとどまり、前年同期の47.33ドルから下落した。売上高は 4億800万カナダ・ドルと、前年同期の5億2700万カナダ・ドルから減 少。ブルームバーグがまとめたアナリスト4人の予想平均5億6630万カ ナダ・ドルにも届かなかった。

ウランのスポット価格は福島第一原子力発電所の事故以降、下落し ている。キャンター・フィッツジェラルドのアナリスト、ロブ・チャン 氏は決算発表前の電話取材に対し、「昨年の福島の原発事故以降、日本 でウラン在庫が過剰になっていることが、業界の強いファンダメンタル ズ(需給関係)より重視されている」と述べた。

原題:Cameco Profit Drops 50% on Lower Prices; 2018 Forecast Reduced(抜粋)

--取材協力:James Paton.