投機家の商品買い越し、16週で最大の減少-刺激策は不十分

投機家による商品相場上昇を見込む 買い越しは過去16週間で最大の落ち込みを示し、月間ベースでは5月以 降で初の減少となった。各国の中央銀行が打ち出した景気刺激策につい て、経済成長鈍化を食い止めるには不十分との見方が広がったことが要 因。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、資産運用会 社による米国の商品18銘柄の先物とオプション買い越しは9月25日終了 週に5%減の124万枚となり、6月5日以降で最大の減少率を示した。 原油の買い越しは5月以降で最大の落ち込みを示し、綿花は6週間ぶり の低水準となった。

商品24銘柄で構成するS&P・GSCIスポット指数は、米連邦準 備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)の実施を表明した ことを受け5カ月ぶりの高水準に達した9月14日以降、4.8%低下して いる。

コールドウェル・インベストメント・マネジメント(トロント)で 約10億カナダ・ドル相当の運用を手掛けるジョン・キンゼー氏は「問題 は刺激策が十分な効果を挙げるか、解決策になるかどうかだ」と指摘。 「欧州は依然として混乱している。米国では経済指標が弱い。市場関係 者はなお慎重姿勢を取る可能性が高い」と述べた。

原題:Bull Wagers Tumble Most in 16 Weeks as Prices Slump: Commodities(抜粋)

--取材協力:Millie Munshi.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE