【FRB要人発言録】QE3はFOMCの信頼脅かす

9月24日から30日までの米連邦準備 制度理事会(FRB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者 の氏名をクリックしてください)。

<9月28日> フィッシャー・ダラス連銀総裁(ダラスでの講演後記者団に発言):景 気を上向かせ再び前進させるためにあらゆる可能な手段を使っていると 議長や連邦公開市場委員会(FOMC)を責めることはできないだろ う。完全雇用の実現のために金融政策は必要なものだが、十分なもので はない。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(北京で講演):新たな規制を追 加するよりも、株主や無担保債権者、銀行経営者に自分の会社や投資先 が被る損失の全責任を負わせるようにする方がより良いインセンティブ (動機付け)を与えることができるだろう。

<9月27日> ブラード・セントルイス連銀総裁(CNBCのインタビューで):連邦 公開市場委員会(FOMC)が大きな行動を取る十分な論拠があるとは 思えなかった。私ならもう少し手控えて世界的な景気減速による米経済 への影響や、欧州動向を見極める。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(ブルームバーグテレビジョン のインタビューで):金融当局として欧州情勢とその行方を非常に注意 深く見守っており、何らかの理由で欧州が金融危機に陥った場合、どの ような展開となるかを警戒している。対応する用意はできている。

<9月26日> エバンス・シカゴ連銀総裁(インディアナ州ハモンドで講演):控え目 かつ慎重、安全な金融政策だけを講じているならば、米国は日本が1990 年代に経験した失われた10年と同じような状況に陥るリスクを抱える。

<9月25日> プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(フィラデルフィア連銀で講 演):追加の資産購入が経済成長や雇用に大きなプラスとなることはな さそうだ。そうした行動が労働市場や景気回復ペースに実質的な効果を もたらすという考え方を広めるのは、金融当局の信頼性をリスクにさら す。

<9月24日> ローゼングレン・ボストン連銀総裁(マサチューセッツ州ローレンスで 講演):多くの家族が他へ引っ越してしまい、中規模都市は地域住民に 対してスキル習得の機会を与え、貧困から脱するだめに必要な雇用機会 を与えることが非常に厳しい。

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(サンフランシスコでの講演 後に記者団に発言):当局は住宅ローン担保証券(MBS)購入を2013 年に入っても継続すると私は予想する。また米長期債など他の資産の購 入を拡大ないし継続する強い根拠を持ち得るとみている。年末時点で労 働市場の情勢が大幅に改善しているとは見込めない。

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