英国の「AAA」格付け、引き下げの可能性高まる-フィッチ

英国の格付けは最上級から引き下げ られる可能性が高まっていると、フィッチ・レーティングスが発表し た。政府債務のピークは従来予想よりも高い水準となり、ピークに達す る時期もこれまでの予想より遅くなると指摘した。

フィッチの28日の発表によると、同社は英国の格付け「AAA」お よび見通し「ネガティブ」を据え置いた。また、2014年まで「AAA」 格付けに対する疑問符が消え去るとは見込んでいないと説明した。

同社は「英国のネガティブ見通しは、『AAA』の水準において財 政の余地が非常に限られていることを反映している。債務水準の上昇や 成長の先行き不透明感を踏まえると、悪い経済的なショックをさらに吸 収するのは困難だ」と解説。「格下げの可能性が強まっている」と続け た。

1週間前に発表された8月の英財政赤字は同月としては過去最大と なり、オズボーン財務相への圧力が強まっている。フィッチは今年の英 成長率について、従来予想のプラス成長から0.3%のマイナス成長へと 下方修正した。

フィッチは、このままではオズボーン財務相は2015-16会計年度に 債務削減を開始するという自身の目標を達成できないと分析。純債務は 同年度に対国内総生産(GDP)比80%でピークに達した後、翌年度か ら減少すると予想した。英予算責任局(OBR)は3月、債務が14-15 年度に対GDP比76.3%でピークに達すると予想している。

原題:U.K. AAA Rating Now Faces Greater Risk of Downgrade, Fitch Says(抜粋)

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