アスムセンECB理事:ギリシャ追加支援の必要性に言及

欧州中央銀行(ECB)のアスムセ ン理事はギリシャには追加支援が必要になる可能性があると述べた。国 際通貨基金(IMF)もこれに先立ち、決定済みの2度にわたる救済措 置で十分かどうか疑問視されると述べていた。

アスムセン理事はベルリンで28日開催されたイベントで、ギリシャ が財政目標を達成した場合でも「外部からの追加資金が必要となる恐れ がある。経済成長が当初予想されていたより低調であることなどがその 理由だ」と発言。そのような資金支援は「ユーロ圏の個別国家が拠出す る」以外に可能ではないとし、ECBの関与を排除。「規定で禁じられ た国家財政ファイナンス」に相当するためだと説明した。

ギリシャの財政状況を審査するいわゆるトロイカを構成する3機関 のうち2機関が、追加支援が必要となる可能性について公に見解を示し たこととなる。IMFのラガルド専務理事は24日、ギリシャは景気低迷 や民営化の遅れで財政状況が悪化しているため、検討中の財政措置では 解決できない資金調達ギャップに直面していると指摘した。トロイカは 欧州連合(EU)欧州委員会とECB、IMFで構成する。

トロイカ審査再開

ノムラ・インターナショナルの欧州担当チーフエコノミスト、ジャ ック・カイユ氏(ロンドン在勤)は「ECB当局者がギリシャへの追加 支援についてこれほど明確に語るのは初めてだ」とし、「支援パッケー ジまたはさらなる債務減免を示唆すると解釈できる」と述べた。

トロイカの調査団は今月30日にアテネに戻り、救済条件に対するギ リシャの進捗状況や次回融資の実施判断に関する審査を再開する。ラガ ルドIMF専務理事は、ギリシャへのこれ以上の資金支援はないと発言 しており、ECBも債務再編への参加を拒否。ドイツのショイブレ財務 相も、前回の救済資金は国際的な債権保有者の限界を超えたとし、追加 支援は不可能との見方を示した。

アスムセン理事は、「ギリシャの財政にはギャップがあり、これを 埋める必要がある」とし、「ギリシャ政府は公約を果たさなければなら ない」と述べた。

原題:ECB’s Asmussen Joins IMF in Warning Greece May Need More Aid(抜粋)

--取材協力:Jeff Black、Rainer Buergin、Maria Petrakis.

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