欧州債:スペイン債ほぼ変わらず、救済申請の観測-英独債堅調

28日の欧州債市場では、スペイン国 債が一時下げたものの、その後持ち直して結局ほぼ変わらずとなった。 スペインが救済を要請し、欧州中央銀行(ECB)が同国債を購入する ようになるとの観測が広がった。

スペインの銀行ストレステスト(健全性審査)の結果発表を控え、 同国の10年債利回りは3日連続で一時6%を上回った。ただ、月間ベー スでは昨年12月以来で最も低下した。ドイツ国債は堅調で、四半期ベー スでは1998年以降最長の上昇局面となった。9月のユーロ圏インフレ率 が予想に反して上昇したものの、相場には影響しなかった。フランス国 債は週間ベースで8月以来の上げとなった。同国政府はこの日、2013年 予算案を発表した。

ウニクレディト・グローバル・リサーチ(ミラノ)のシニア債券ス トラテジスト、ルカ・カツラーニ氏は「週末に救済を要請するとの見方 とともに今週の取引を終えつつある。こうした憶測がリスクを伴う取引 を促進しており、スペイン国債を支えている」と述べた上で、「時期的 には早過ぎ、憶測には根拠がないと思われる」と続けた。

ロンドン時間午後4時40分現在、スペイン10年債利回りは5.95% で、前日からほぼ変わらず。一時は12bp上げ6.06%に達した。同国債 (表面利率5.85%、2022年1月償還)価格は99.29。月間では91bp低 下。2年債利回りは13bp上げた後、6bp上昇の3.43%となった。

ドイツ10年債利回りは前日比2bp低下の1.44%。5日以来の低水 準となる1.42%まで下げる場面もあった。四半期ベースでは15bp低下 し、6四半期連続で下げている。

英国債

英国債市場では10年債相場が上昇し、利回りは約2週間ぶりの低水 準を付けた。ロンドン時間午後4時19分現在、同利回りは前日比2bp 低下の1.72%。一時は1.68%まで下げた。週間ベースでは12bp低下し た。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日、0.14上 げ100.31。

原題:Spanish Bonds Pare Declines Amid Bailout-Request Speculation(抜粋) U.K. Gilts Gain for Second Week on Spain Concern; Pound Slides (抜粋)

--取材協力:Lukanyo Mnyanda.

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