ユーロ圏:9月インフレ率2.7%に上昇-エネルギー値上がりで

ユーロ圏17カ国では9月のインフレ 率が予想に反して上昇した。域内経済はリセッション(景気後退)に陥 っている可能性があるものの、エネルギーの値上がりが響いた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の28日の発表による と、9月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.7%上 昇。伸び率は8月の2.6%を上回った。ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト40人の調査中央値では2.4%上昇が見込まれていた。

ユーロ圏では域内経済の失速にもかかわらず、インフレ率が欧州中 央銀行(ECB)の目安(2%を若干下回る水準)を超える状況が2年 近く続いている。ECBのクーレ理事と政策委員会メンバーのノボトニ ー・オーストリア中銀総裁は、10月4日の次回会合で利下げはないと示 唆している。

ウニクレディト・グローバル・リサーチ(ミラノ)のユーロ圏担当 チーフエコノミスト、マルコ・バリ氏は統計発表前、「総じて見込まれ ていたよりも根強いインフレが続いている。商品価格の高騰や間接税、 そして少なくともこれまでのところ生産ギャップの拡大にコア価格がそ れほど反応していないことが要因だ」と指摘。ECBは「早急な利下げ を求める大きな圧力」を受けないだろうと付け加えた。

発表によると、9月のエネルギー価格は前年同月比9.2%上昇。8 月は8.9%上昇だった。

原題:Euro-Region Inflation Unexpectedly Accelerated in September(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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