米不動産市場の復活、住宅に期待すべきではない-シラー教授

米不動産市場の復活を住宅がけん引 すると期待してはいけない-。インターネットバブルやサブプライム (信用力の低い個人向け)住宅ローンバブルの崩壊を予測したエール大 学のロバート・シラー教授らはこうした見方をしている。

全米経済研究所(NBER)が今週公表した論文で、同教授と同僚 のカール・ケース、アン・トンプソン両氏は、住宅市場には力強い回復 を示す「明白」な兆候はないと指摘した。

3氏の研究は住宅相場における買い手の期待が果たす役割に光を当 てようとしたもので、住宅値下がりの分析でこれまで無視されてきたこ とだという。米国の4都市で最近住宅を購入したほぼ5000人からの回答 を調べた。

3氏は「回復がもっともだと思えるかもしれないし、最近数カ月は 住宅価格はかなり力強く上昇しているが、一部の専門家やメディア記事 が示唆している住宅需要の急激な好転を示す明白な兆しはわれわれが集 めた期待に関するデータの中にはない」と結論付けた。シラー、ケース 両氏は、全米の主要20都市の不動産価値を測るS&P/ケース・シラー 指数の開発者。

原題:Shiller Data Questions Housing Revival Power: Cutting Research(抜粋)

--取材協力:David Tweed、Boris Groendahl、Paul Badertscher.

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