枝野経産相:原発国営化で廃炉前倒し-著書で提言

枝野幸男経済産業相は2030年代に原 子力発電所の稼働をゼロにするには原発を事実上国有化し廃炉を前倒し すべきだとの考えを28日に発売した自著「叩かれても言わねばならない こと。」で示した。

枝野経産相は同日の閣議後の会見で、「民間企業が原発で利益を上 げ、国がリスクだけ負担するというのはおかしい」と述べ、「論理必然 的に原発は事実上国が運営するしかない」と強調した。

政府は7月に福島第一原発事故を起こした東京電力を実質国有化し た。

枝野経産相は240ページの著書の中で、国がリスクをとることで 「稼働や廃炉の時期をコントロールできる決定権」を持つべきだと述べ た。会見の中では、賠償制度や電力システム改革の在り方の議論を踏ま えて検討をしていく必要を訴えた。

枝野経産相は現実的な行程として、「安全確認できた原発は再稼働 するが、その検討のプロセスで安全基準に達していない原発は廃炉にす る」とし、「さらに安全度ランキングの低いところから計画的に廃炉に する」と説明した。ただ、ランク付けには数年単位の時間がかかると付 け加えた。

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