PIMCO:英物価指標の見直しは英国債の地位脅かす

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)のマーク・エイミー氏は、英国が小売 物価指数(RPI)の算出方法を見直せば、投資家にとって資金の避難 先となっている英国債の評判が脅かされると指摘した。

2660億ポンド(約33兆円)の市場規模を持つ英国のインフレ連動債 は、RPIの変動で投資家への支払いが調整される証券。RPIの算出 が修正されれば、リターンの落ち込みにつながるとの懸念が広がり、通 常の国債よりも低いパフォーマンスとなっている。

30年物英国債と同年限のインフレ連動債の利回り格差(ブレークイ ーブンレート)は27日に8年ぶりの低水準に縮小した。キャピタル・エ コノミクスのアナリストによれば、RPIの修正は、インフレ率を最 大0.9ポイント押し下げ、政府の費用縮小につながり得る。

PIMCOでポートフォリオマネジャーを務めるエイミー氏は26日 のインタビューで、「英国のインフレ連動債で使われるインフレ指標の ゴールポストの変更となれば、非常に大きなイベントだ」と指摘。 「RPIに大規模な調整があれば、英国債の安全資産としての位置付け に潜在的リスクになる。債券市場のルールを変更し始めれば、債券市場 は当然、より高い利回りを要求するからだ」と分析した。

インフレ連動国債はRPIに連動しているが、イングランド銀行 (英中央銀行)は消費者物価指数(CPI)上昇率を基に政策金利を設 定している。過去20年の平均ではCPI上昇率はRPI上昇率を下回っ て推移している。独立系の消費者物価諮問員会は今月18日、インフレ率 計算の見直しを検討する十分な裏付けがあることを明らかにしていた。

原題:Pimco Says U.K. Inflation Index Review Risks Bond Revolt (2)(抜粋)

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