スペイン首相、初めて年金基金活用へ-年金増額の財源として

スペインのラホイ首相は、年金増額 の財源として初めて年金積立基金を活用する方針だ。2000年に設立され た同基金はスペイン国債に投資している。

同国のサエンスデサンタマリア副首相は27日、マドリードで記者団 に対し、670億ユーロ(約6兆7200億円)の年金積立基金から30億ユー ロを活用することで内閣は合意したと語った。内閣は2013年予算で年金 を1%増額。インフレに連動した年金補償も示唆した。

モントロ予算相は、「年金基金は活用するためにある」と述べた上 で、年金受給者の購買力を維持するのは「政治的に極めて重要だ」と説 明した。

年金積立基金は主としてスペイン国債に投資しており、未償還国債 の約10%を保有する。高齢化が進む中で年金の原資確保を目指し2010年 に設立された同基金の活用が図られた背景には、年金制度の財源が25% の高失業率の影響で減少していることがある。

原題:Rajoy Raids Reserve Fund for 1st Time to Pay for Higher Pensions(抜粋)

--取材協力:Ben Sills、Esteban Duarte.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE