南アフリカを「Baa1」に1段階格下げ-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは27日、南アフリカ共和国の信用格付けを1段階引 き下げた。南アのアパルトヘイト(人種隔離)政策終了後、国内の鉱山 で最大規模の労働争議が発生し、政府が経済・政治的な課題に対処でき ていないことが格下げの理由。

ムーディーズが電子メールで同日配布した資料によれば、南アの格 付けは投資適格級としては3番目に低い「Baa1」に引き下げられ た。格付け見通し(アウトルック)は引き続き「ネガティブ(弱含 み)」。

南アの格付けはメキシコとロシア、タイと同水準となった。フィッ チ・レーティングスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も同 等の格付けを付与している。

6週間前の労働争議では少なくとも46人が死亡し、ロンミンとアン グロ・アメリカン・プラチナム、アングロゴールド・アシャンティが保 有していた鉱山が閉鎖された。欧州債務危機が南アの輸出需要を損ねて いることから、国内経済の成長も圧迫されている。

ムーディーズのソブリンアナリスト、クリスティン・リンドウ氏は 電話インタビューで、同社が南アの今年の経済成長率見通しを2.9%か ら2.5%に、来年の成長率見通しを4%から3.3%にそれぞれ引き下げた ことを明らかにした。

原題:South Africa’s Credit Rating Cut Amid Worst Mining Violence (1)(抜粋)

--取材協力:Nasreen Seria.

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