LIBOR:米国が英トレーダーの聴取要請-身柄引き渡しも

ロンドン銀行間取引金利( LIBOR)の不正操作をめぐり刑事捜査を進める米国の司法当局は、 ロンドンのトレーダーから事情を聴くことを認めるよう英当局に求め た。捜査の事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

米司法省は、英国の検察当局とともにバンカー数十人に接触する許 可を英内務省に要請した。手続きが非公開であることを理由に関係者の 1人が匿名を条件に語った。

今回の動きは、英国に居住する個人の刑事責任を追及したい米当局 の意向を反映し、米国への身柄引き渡しにつながる可能性もあると元連 邦検事のブラッドリー・サイモン氏は指摘する。

サイモン氏は電話インタビューで、「彼らは国境の内側にとどまる ことはせず、海外の米国人以外の市民の刑事責任を問うこともためらわ ない。司法省の反トラスト法(独占禁止法)部門がこの問題を捜査して いると承知しているが、彼らは非常に真剣に事案に取り組むことで知ら れている」と述べた。

世界各国の監督当局は、デリバティブ(金融派生商品)のトレーダ ーや金利を申告するバンカーの間でLIBORを含む国際指標金利の操 作がどのように行われていたかを調査しており、英銀ロイヤル・バンク・ オブ・スコットランド・グループ(RBS)とスイスのUBS、ドイツ 銀行も調査対象に含まれる。米司法省による刑事捜査は、米商品先物取 引委員会(CFTC)や英金融サービス機構(FSA)の調査と並行し て行われている。

原題:U.S. Criminal Libor Probe Said to Seek London Trader Interviews(抜粋)

--取材協力:Patricia Hurtado、Greg Farrell.

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