【個別銘柄】パイオニアや日本ゼオン安い、あおぞら銀反発、海運軟調

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

パイオニア(6773):前日比6.4%安の191円。保有するシャープ株 の急落で約60億円の評価損を計上し、10億円の黒字を見込む4-9月期 連結純損益は赤字になる可能性がある、と28日付の日本経済新聞朝刊が 報じた。同様に評価損の発生を報じられた凸版印刷(7911)も2%安 の453円。

日本ゼオン(4205):3.9%安の543円。バークレイズ証券は28日、 目標株価を820円から740円に引き下げた。同社が26日に発表した業績下 方修正後の13年3月期連結営業利益予想(220億円)は同証予想を大幅 に下回る水準と指摘。合成ゴムの事業環境は厳しい状況が当面継続する との見通しを示した。

あおぞら銀行(8304):3%高の239円。ゴールドマン・サックス 証券は28日、投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。筆頭株主 サーベラスによる同行株式一部売却の意向表明を受けて前日に急落した が、同社の高い配当性向や自己資本比率などの特性が市場で再認識さ れ、株価下落は投資の好機と考える、との見方を示した。

海運:商船三井(9104)が3.2%安の182円、日本郵船(9101) が3.5%安の138円、川崎汽船(9107)が2%安の98円。メリルリンチ日 本証券は27日、3社の投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」 に引き下げた。業績下方修正の可能性やバランスシート悪化のリスクを 勘案したほか、自動車運搬事業での価格カルテル疑惑に関連した引当金 が株主資本に悪影響となる可能性を指摘した。

花王(4452):2.3%安の2300円。4-9月期連結営業利益は会社 計画の530億円を下回り、前年同期比10%減の520億円程度になりそう、 と28日付の日経新聞朝刊が報じた。欧州向けの化学事業が苦戦している ほか、ヘアケア商品や飲料の販売が想定ほど伸びず、営業減益幅が拡大 するとしている。

アステラス製薬(4503):2%安の3965円。欧米で免疫抑制剤「プ ログラフ」が減るほか、国内の薬価改定などによる原価率の上昇が響 き、4-9月期の連結営業利益が前年同期比10%減の750億円前後と期 初予想並みになる見通し、と28日付の日経新聞朝刊が報じた。

アドバンテスト(6857):2.9%安の1015円。マッコーリー証券 は27日、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価 を1450円から1150円に引き下げた。過去1年の堅調な株価推移と今期の 利益下振れの可能性から見て、短期的な上昇カタリストは不在、との見 方を示した。

日本化薬(4272):2.2%高の838円。6-11月期の連結純利益予想 を従来の43億円から62億円に増額する、と27日発表した。前期比で は21%の減益が一転、14%の増益に転じる見込み。クレディ・スイス証 券は28日、上方修正は研究開発費のずれ込みが主因だが、ジェネリック 医薬品事業の好調や機能化学品の売り上げ増もあり、通期業績は会社計 画を上回る可能性が高い、との見方を示した。

イオンクレジットサービス(8570):2.9%高の1680円。3-8月 期の連結純利益は従来計画を20%上回る61億2000万円だった、と27日に 発表した。カード会員数の増加などによりショッピング取扱高が拡大し たほか、香港やタイ、マレーシアの上場子会社を中心に各国で業容の拡 大に取り組み、海外事業も堅調に推移した。

ニトリホールディングス(9843):2.8%安の7250円。JPモルガ ン証券は27日、目標株価と現状株価のかい離は縮小し、ここから目標株 価引き上げは困難として、投資判断を「オーバーウエート」から「中 立」に引き下げた。3-8月期の連結営業利益は同証予想を20億円下回 ったほか、下期にかけても業績への懸念は継続する可能性があると し、13年2月期予想を662億円から640億円に、14年2月期を720億円か ら697億円に引き下げた。

日本ユニシス(8056):3.3%高の562円。メリルリンチ日本証券 は27日、投資判断「買い」で新規カバレッジを開始した。金融機関を中 心にハードとソフトウエアの更新需要が強まる中、顧客開拓の取り組み を強化していると評価。大日本印刷との資本提携で事業見通しは良好 で、現行株価は割安との見方を示した。

フジシールインターナショナル(7864):4.6%高の1617円。 SMBC日興証券は27日、投資判断「アウトパフォーム」、目標株 価2030円で新規カバレッジを開始した。商品アピールのためのニーズな どから海外のシュリンクラベル市場は拡大し、グローバルな食品メーカ ーの世界展開に沿って中期的に事業は拡大すると予想。国内でも消費増 税に対応した容器の小型化で、同ラベルの使用頻度が高まる、との見方 を示した。

メディアフラッグ(6067):東証マザーズ市場に新規株式公開 (IPO)し、きょうの終値は2170円。初値は公開価格比2.4倍の2120 円。同社は小売店や飲食店などに対する覆面調査サービスや、店舗・店 頭の状況をデータベース化する独自開発ソフトなどを提供している。12 年12月期の連結業績見通しは、売上高が前期比23%増の27億9500万円、 営業利益は同63%増の1億8100万円。

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