オランド仏大統領、13年予算案発表へ-増税などで赤字削減へ

フランスのオランド大統領は28日発 表する2013年予算案で、財政赤字削減の公約実行に乗り出す。社会党政 権下では10年ぶりとなる今回の予算案は、増税と最小限の歳出削減が柱 となっている。

同大統領は来年、100万ユーロ超の所得に75%課税するなど、200億 ユーロ規模の増税を約束。富裕層や大企業への課税を強化している。大 統領は財政赤字を対国内総生産(GDP)比3%と、2012年の4.5%か ら引き下げる目標を掲げている。

1日前にはスペインのラホイ首相が緊縮策を発表したばかりとあっ て、オランド大統領の初の予算案は影が薄くなる可能性がある。5月の 大統領就任以来、フランスの国債利回りは低下している。経済成長が失 速し、失業率が13年ぶり高水準にある中、債券市場の落ち着きで仏経済 が直面する課題の大きさが幾分か覆い隠されていると、投資家やエコノ ミストは指摘する。

スピロ・ソブリン・ストラテジー(ロンドン)のマネジングディレ クター、ニコラス・スピロ氏は「今週は全てスペインのことばかりで、 予算発表のタイミングはフランスに有利だ」と指摘。ただ、「これで5 月の発足以来初めて現政権に対する投資家心理が試されることになる。 過去4カ月間、債券市場は社会党政権にフリーパスを与えてきた」と述 べた。

欧州債務危機を背景にスペインとイタリアの国債利回りは上昇して いるにもかかわらず、フランス国債利回りは低下している。仏10年債利 回りは8月3日に過去最低の2.002%を付けた。27日の遅い段階 は2.19%。短期債の利回りは7月以来のマイナスとなっている。

原題:Hollande Readies Tax-Raising Budget in Bid to Cut French Deficit(抜粋)

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