今日の国内市況(9月27日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反発、医薬品などディフェンシブ高い-化学やSNSには売り

東京株式相場は反発。欧州の景気や債務問題への警戒、円高傾向を 受け企業業績の不透明感が強い中、医薬品や食料品、電気・ガスといっ たディフェンシブ業種が高い。中国の景気対策への期待で、機械など輸 出関連株の一部も出直った。

半面、業績への懸念で大手化学株、ニトリホールディングスやヤマ ダ電機など一部小売株の下げが目立ち、競争激化の可能性が警戒されデ ィー・エヌ・エー、グリーのSNS関連銘柄は売買を伴い急落。相場全 般の上値を抑えた。

TOPIXの終値は前日比3.05ポイント(0.4%)高の745.59、日 経平均株価は43円17銭(0.5%)高の8949円87銭。小安く始まった両指 数は、午前の終了間際にプラス圏に浮上したものの、午後は中盤まで再 び軟調推移。ただ終盤は、中国株の急反発などを支援材料に上昇が鮮明 になった。

●長期金利は1カ月半ぶり低水準、欧州懸念の再燃で債券買いが先行

債券市場では長期金利が一時1カ月半ぶりの低水準を付けた。欧州 債務問題に伴う景気懸念から前日の米国市場で株安・債券高が続いた流 れを引き継いで買いが先行した。ただ、取引が進むにつれて高値に対す る警戒感も出て上げ幅は縮小した。

みずほインベスターズ証券の落合昂二チーフマーケットエコノミス トは「スペインのデモを背景に欧州問題の混乱に対する懸念が強まり、 質への逃避が連想され、買いが先行したものの、長期金利が0.8%を割 り込んでおり、高値警戒感が出始めて、伸び悩んだ」と指摘。「欧州の 混乱もエスカレートするかどうか不透明なので、上値を買い進んでいく 状況にはない」とも話した。

東京先物市場で中心限月12月物は、前日比14銭高の144円24銭で取 引を開始。直後に144円25銭に上昇し、中心限月ベースで8月7日以来 の高値を付けた。その後は上値が重くなり、144円10銭台でもみ合い。 午後の取引終盤には2銭安の144円08銭まで下落したが、結局は横ばい の144円10銭で引けた。

●ドル売りと円売りが優勢、中国株高でリスク回避緩和-景気対策期待

東京外国為替市場では、午後にかけてドル売りと円売りが優勢とな った。中国の景気対策への期待から中国株を中心にアジア株が上昇した ことで、リスク回避が和らぎ、低金利のドルや円を売り、資源国通貨な どを買う動きが強まった。

ブルームバーグ・データによると、ドルは主要16通貨のうち14通貨 に対して前日終値比で下落しており、円も12通貨に対して下落。一方、 オーストラリア・ドルはほとんどの主要通貨に対して上昇している。

ユーロ・ドル相場は前日の海外市場で1ユーロ=1.2835ドルと12日 以来の水準までユーロ安・ドル高に振れたが、この日の東京市場で は1.28ドル後半からじりじりと値を切り上げ、午後には1.2901ドルまで ユーロ買い・ドル売りが進行。ユーロ・円相場も海外時間に13日以来の ユーロ安・円高水準の1ユーロ=99円71銭を付けたが、東京市場で は100円28銭まで値を戻す展開となった。

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