米セントルイス連銀総裁:新たな債券購入策は待つべきだった

米セントルイス連銀のブラード総裁 は、世界経済の状況がより明確になるまで新たな債券購入プログラムに ついて「様子見姿勢」を取るべきだったとの見解を示した。

ブラード総裁は27日に経済ニュース専門局CNBCのインタビュー で、「連邦公開市場委員会(FOMC)が大きな行動を取る十分な論拠 があるとは思えなかった」と述べ、「私ならもう少し手控えて世界的な 景気減速による米経済への影響や、欧州動向を見極める」と語った。同 総裁は今年のFOMCで投票権を持たない。

FOMCは今月13日、労働市場の見通しが「大幅に改善」するまで 住宅ローン担保証券を月額400億ドル(約3兆1000億円)のペースで購 入する量的緩和第3弾(QE3)を実施すると発表。2009年2月以降、 8%を超える水準で高止まりする失業率を押し下げるため異例の手段を 講じる。

ブラード総裁は年末にかけて「失業率が引き続き低下する」と述 べ、2012年7-12月(下期)の米経済はまだ2%成長の軌道にあるとの 認識を示した。また、世界的な景気減速が持続したり、米議会が迫り来 る増税や歳出削減に対処できなければ、成長に重大なリスクになると指 摘した。

同総裁は「世界経済が米経済の足を引っ張り、米国の成長鈍化やリ セッション(景気後退)をもたらす可能性はある」と述べた上で、「私 なら追加策を講じる前に、より多くのデータを見てどう展開していくか を見極めたかっただろう」と語った。

原題:Bullard Says Fed Should Have Waited on New Round of Bond Buying(抜粋)

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