米国に120億ドルの制裁を、ボーイング補助金でEUが要請へ

欧州連合(EU)は米国に最大120 億ドル(約9300億円)の制裁金を科すよう、世界貿易機関(WTO)に 要請する意向を明らかにした。WTO協定に反する航空機メーカー、ボ ーイングへの助成金を米政府が撤回しなかったためだという。

WTOの上級委員会は3月12日、ボーイングが調査や防衛の契約と いう名目で米国政府から少なくとも計26億ドルの助成金を不当に取得し たと指摘、これが欧州のエアバスに「悪影響」を与えたとの判断を示し た。米政府は9月23日、同国はWTOの勧告に従ったと主張した。

EUは25日に米国の主張を退け、27日に声明を発表し、今回要請す る制裁金は「米国に起因する不当で偏った競争によってEUが被った損 害の推計額に基づく」と説明した。

WTOは国や企業に対し、協定に違反した支払いの撤回を強制する 権限は持たないが、WTOの勧告に従わない政府への報復措置を認める ことができる。

原題:EU Seeks Up to $12 Billion Sanctions Against U.S. on Boeing (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE