ユーロ圏:9月景況感指数85、予想外の悪化-債務危機と景気低迷

9月のユーロ圏景況感指数は予想に 反して悪化した。欧州債務危機封じ込めへの取り組みが続く中、域内経 済は一段と低迷している。

欧州連合(EU)の欧州委員会が27日発表した9月のユーロ圏景況 感指数(速報値)は85.0と、8月の86.1を下回った。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト28人の調査中央値では86.1が見込まれ ていた。

ユーロ圏では少なくとも5カ国がリセッション(景気後退)に追い 込まれたことから、域内の消費者と企業は先行きにますます悲観的にな っている。欧州中央銀行(ECB)は危機対策として無制限の国債購入 計画を今月打ち出したが、投資家の懸念を反映してイタリアやスペイン の借り入れコストは上昇している。

RBCキャピタル・マーケッツの欧州チーフエコノミスト、イエン ス・ラーセン氏(ロンドン在勤)は統計発表前に電話で、「ECBの措 置は金融市場に対してと同様に、消費者や企業にとっても重要だろう。 悲惨な状況が差し迫っているという不安の一部を取り除くからだ。だ が、全般的なマクロ経済を取り巻く見通しはかなりひどい」と語った。

欧州委によると、9月のユーロ圏製造業景況感指数はマイナス16.1 と、前月のマイナス15.4から悪化。サービス業の指数はマイナス12.0に 低下した。建設業景況感指数はマイナス31.9で、前月(マイナス33.1) から改善した。

同時に発表された9月の消費者信頼感指数改定値はマイナス25.9。 8月はマイナス24.6だった。

原題:Euro-Area Economic Confidence Unexpectedly Declined in September(抜粋) Eurozone Sept. Consumer, Business Confidence: Summary (Table) (抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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