海外勢3週ぶり日本株売り、日銀緩和後の円高に失望-9月3週需給

9月第3週(18-21日)の日本株 市場で、海外投資家は3週ぶりに売り越したことが東京証券取引所の データで明らかになった。

東証が27日に発表した第3週の投資部門別売買動向によると、東 京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は差し引き525 億円を売り越した。前の週は794億円の買い越しだった。

第3週は、19日に日本銀行が追加の金融緩和策を決定したことが 好感され、日経平均株価は約4カ月半ぶりの高値を付けた。しかし、 その後買いの勢いは続かず、翌20日には中国の景気減速や反日デモに 対する懸念から急反落。結局、週間では49円(0.5%)安の9110円と 3週ぶりに下げた。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トは、海外勢の動向について「欧米の中央銀行に続く形で、日銀も追 加の金融緩和に踏み込むとの期待から週前半に買ったが、日銀の追加 緩和発表後に円安に動く時間帯が短く、再び円高方向に戻ったことで 週後半に失望売りが出た」と見ていた。

一方、個人投資家は2週連続の売り越し。売越額は1341億円と、 前の週(1706億円)からはやや縮小した。「日経平均が9000円を超え る局面での個人による戻り売り圧力の強さが確認できた」と三浦氏。 3月の相場上昇局面で積み上がった信用取引の買い持ち高の期日到来 に伴い、手じまい売りも引き続き多かったと言う。

このほかの主体別動向は、売り越しが投資信託(111億円)、事業 法人(327億円)、信託銀行(63億円)、生保・損保(72億円)、都銀・ 地銀等(8億円)。買い越しは証券自己(2421億円)、その他法人等(83 億円)、その他金融機関(27億円)。

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