ピボットのジョージ氏、プラスの運用成績維持-マクロ戦略で

ピボット・キャピタル・マネジメン トのカール・ジョージ氏が運用する資産17億ドル(約1320億円)のヘッ ジファンドの昨年のリターンはプラス17%だった。ブラジルの予想外の 利下げを正しく予測したことが寄与した。

リターンが非公表であることを理由に同ファンドの複数の投資家が 明らかにしたところによると、ジョージ氏は今年に入っても、豪州の政 策当局が景気刺激を図り利下げを実施すると予想し、8月までにさらに プラス6%のリターンを上げた。

この結果、同ファンドは、昨年初めから継続して利益を上げてきた 数少ないマクロ・ヘッジファンドの仲間入りを果たした。この期間、大 手マクロファンドのトレーダーの大半は中国の景気減速が成長に及ぼす 影響の不透明性や欧州債務危機に振り回された。ムーア・キャピタル・ マネジメントの創業者、ルイス・ベーコン氏が「投資の砂漠」のようだ と評した市場低迷のなか、マクロファンドの平均リターンはマイナスと なった。

アバディーン・アセット・マネジメント(ロンドン)で45億ドルの 資金運用に携わるヘッジファンドマネジャー、アンドルー・マッキャフ ェリー氏は、「迅速に行動し、リスクを見極めてポジションを立てる能 力がなければ、難しかった」とした上で、「うまく乗り切った人は、資 産を託される機会を得るだろう」と指摘した。

ピボット以外で、昨年初め以降に株・債券投資でプラスのリターン を上げた資産10億ドル超のマクロファンドは、BTGパクチュアル・グ ローバル・エマージング・マーケッツ・アンド・マクロ・ファンド、オ ートノミー・グローバル・マクロ・ファンドなど。ピボットは、中南米 の利下げを見込み、中国に対しては弱気姿勢を取ることで利益を上げ た。オートノミーは今年の利益の大半を中南米への投資で得ている。

原題:Hedge Fund Pivot Joins BTG to Defy Bacon’s Investment Desert(抜粋)

--取材協力:Chris Larson、Katherine Burton.

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