ソニー:年末商戦でのTV苦戦を予想、大型・高精細モデルに期待

テレビ世界3位のソニーは今年の 年末商戦で苦戦を予想しているが、大画面で高精細表示のモデルでは需 要増を期待。8月に下方修正したばかりの今期(2013年3月期)世界 販売目標1550万台は据え置いている。

テレビ部門を統括する今村昌志執行役員が27日の新製品発表会で 語った。同氏は年末商戦に関し、欧米の先進国で苦戦が予想されるなど 「良い情報が入ってこない」と述べた。中国でも反日デモの影響で日本 製品の販促活動を自粛する動きが出ている、と語った。

同社のテレビ事業は円高などから今期まで9年連続の赤字の見通し で、今期損失予想は約800億円。今村氏はソニーが、46型以上の大型 製品で国内シェア首位を維持しており「大きくてきれいなテレビを買い たい需要は世界で不変」と主張。来期の黒字化目標に向け、同日発表の 84型の新製品などを売り込む姿勢を示した。

一方、東芝の深串方彦執行役専務は27日の新製品発表会で、今期 のテレビ世界販売が、目標の1600万台を最大で2割下回る可能性があ ると語った。世界的な景気動向が期初予想ほどではないためだと説明。 そうした中、採算面では下期の持ち直しにより、今期通年での黒字確保 を図る意向を示した。

米調査会社ディスプレイサーチによる4-6月期の世界テレビ出荷 台数は、世界的な景気後退から前年同期比8%減の5164万台と、2四 半期連続で減少。特に日本では昨年夏の地上波デジタル放送への移行に 向けた駆け込み需要に対する反動減が響き、同77%落ち込んだ。

--取材協力:安真理子 Editors:駅義則, 杉本等

参考画面: 記事についての記者への問い合わせ先: 東京 小笹俊一 +813-3201-3624 sozasa@bloomberg.net 東京 天野高志 +81-3-3201-2423 tamano6@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人   Yoshito Okubo +813-3201-3651  yokubo1@bloomberg.net 香港        Michael Tighe +852-2977-2109   mtighe4@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE