フォックスコン:従業員騒動発生の中国工場、警備隊が監視

2000人の従業員を巻き込んだ騒乱で 操業が一時停止した台湾系の富士康科技集団(フォックスコン)の中 国・山西省太原工場では、ヘルメットとプラスチック製の盾で身を固め た警備隊が敷地内の監視にあたっている。

7万9000人が働く同工場では23日、出身地が異なる従業員同士の争 いが発生し、40人余りが病院に搬送された。今回の騒動で浴場やスーパ ーマーケット、駐車している車などの窓が粉々にされ、宿舎で起きた争 いが大きな騒ぎに発展した経緯を捜査官が調べている。

フォックスコンの郭台銘会長は、工場労働者の自殺が相次ぎ、最大 の顧客である米アップルからの圧力もあり、ここ数年は労働環境の改善 に取り組んできた。しかし、太原の工場など小規模な施設にはこうした 変化が浸透していないと従業員らは指摘する。従業員によると、食事は まずく衛生状態も悪いほか、宿舎はすし詰め状態という。警備員は年が 若く、十分な訓練を受けていない上に攻撃的過ぎるとも語った。

従業員らによれば、争いは宿舎内で発生し、業者から派遣されてい た警備員らが過剰に反応したため、大きな騒ぎに発展したという。労働 者の権利保護団体である中国労工通報のディレクター、ジェフリー・ク ロソール氏は、こうした緊張は中国ではよくあることだと述べた。

原題:Foxconn Workers Labor Under Police Watch After Riot Shuts Plant(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE