DeNA・グリー株「ガチャ」以来の下落率-ドコモ参入報道で

交流ゲーム配信で国内首位のディ ー・エヌ・エー(DeNA)と同2位グリーの株価が約5カ月ぶりの下 落率を記録。国内携帯電話首位NTTドコモが配信事業に参入するとの 27日付日本経済新聞朝刊報道を受け、競争激化への懸念が強まった。

DeNA株は前日比12%安、グリーは同13%安まで売られた。日 中下落率はいずれも「コンプガチャ」廃止をめぐり5月8日に記録して 以来の大きさ。終値はDeNAが同9.2%安の2568円、グリーは同 12%安の1382円。国内株での売買代金も、DeNAが首位でグリーは 2位。逆にドコモ株価は、同1.8%高まで反発した。

日経は、ドコモが11月下旬をめどに配信を開始し、同2位KDD Iなど他社の携帯電話からも使用可能にすると報じた。バンダイナムコ ゲームスなど数十社からゲーム提供を受け、6000万人規模の顧客基盤 を生かし通信以外の収益強化を目指すと伝えた。報道についてドコモ広 報の美濃部直子氏は「現在、決まったことはない」と述べている。

クレディ・スイス証券の中安祐貴氏は報道を受けたリポートで、交 流ゲーム配信は運営ノウハウ蓄積に時間やリソースが掛かるため、グリ ーやDeNAに「一日の長」があるとの見方を示した。しかし、中期的 には競争激化で「両社の収益性が悪化するリスクはある」と指摘した。

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