あおぞら銀:親会社のサーベラスが保有株の売却を表明

あおぞら銀行は27日、親会社のサ ーベラスが保有する株式を売却する意向を伝えてきたと発表した。あお ぞら銀が公的資金返済計画の一環として実施する予定の自社株買いに応 じ、残る株式についても、今年中の売却開始を検討しているという。同 行の株価はこの発表を受け急落した。

あおぞら銀は先月、公的資金(優先株)として残る1794億円を10年 以内に分割返済する計画を発表。同時に既存株主に配慮して普通株式 約20%を買い戻し、完済までの間は株式配当性向を今の30%から40%に 引き上げる施策も示した。同行は27日に開催した臨時株主総会で、これ ら計画の承認を得た。

サーベラスは現在、同行株式の49.78%(議決権ベースで54.89%) を保有している。残る株式の売却手法については、市場売却と相対によ る売却の両方の可能性があるとしている。

あおぞら銀の株価はサーベラスの売却意向の発表後、一時前日終値 比33円(13%)安の222円まで下落。結局、23円(9%)安の232円と1 年1カ月ぶりの大幅な下落率を記録して取引を終了した。

UBS証券の伊奈伸一アナリストは、サーベラスによる株式売却に ついて「投資利益回収の動きで驚きはない」とし、株価にとっては「自 社株買い完了後も売り圧力がかかり続け、下押し材料になるが、あおぞ ら銀株は公的資金返済計画の一環で配当利回りが高いこともあり影響は 限定的だ」とみている。

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