中国の宝山鋼鉄:プラント1基の生産停止-スラブ需要縮小で

世界4位の上場鉄鋼メーカー、中国 の宝山鋼鉄は、同国国内のプラント1基の生産を停止した。船舶や橋の 製造に用いられる鋼スラブの需要縮小に対応した。

同社は上海証券取引所への26日の届け出で、「下流のスラブ市場で の需要減少」が閉鎖の要因になったと説明した。再開時期の見通しは明 らかにしなかった。

閉鎖したのは、上海の北方約35キロメートルにある羅涇のプラント で、「営業損失の拡大を避けるためだ」と同社は説明している。

米スチール・マーケット・インテリジェンスによると、中国の鉄鋼 生産は8月に7カ月ぶりの低水準となった。同国は世界1位の鉄鋼生産 国。英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが20日 発表した9月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は、同国の 製造業活動の11カ月連続の縮小を示唆した。鉄鋼生産の鈍化に伴い、鉄 鉱石価格は今年に入って25%下げている。

米CRTキャピタル・グループのアナリスト、クニ・チェン氏は電 話インタビューで、「より大きな問題は、このプラント1基の問題では なく、鉄鋼価格がこれほど下がることで全てのプラントに圧力がかかっ ていることだ」と指摘。「さらなる生産プラントの閉鎖を予想している が、これは悪循環を招く。生産減少が原材料の値下がりにつながり、さ らにそれが鉄鋼価格を引き続き押し下げるだろう」と分析した。

原題:Baoshan Steel Halts Production at China Factory as Demand Drops(抜粋)

--取材協力:Alfred Cang、Benjamin Haas.

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