ハーバード大基金:投資収益率はマイナス-MITなど下回る

米ハーバード大学の寄付基金では、 6月30日までの1年間の投資リターン(収益率)がマイナス0.05%とな った。基金の規模が307億ドル(約2兆3860億円)に減少する中、マイ ナスのリターンはこの4年間で2度目となる。

世界で最も資金が豊富な大学であるハーバード大基金の投資リター ンは、プラス1.6%のペンシルベニア大学や同8%のマサチューセッツ 工科大学(MIT)などの基金を下回った。2009年度に過去最低のマイ ナス27%を記録したハーバード大基金はリターンの回復を目指している が、配当の再投資分を含むベースでプラス5.5%の成績を上げた米S& P500種株価指数などにも後れを取った。

ハーバード・マネジメントのジェーン・メンディロ最高経営責任者 (CEO)は、運用成績は海外の上場株や新興市場株への投資で大きな 影響を受けたと指摘。6月末までの1年間の海外上場株のリターンはマ イナス11%、新興市場株はマイナス17%だったという。同大学は比較的 こうした種類の資産へのエクスポージャーが他の大学に比べて高いと説 明した。

ハーバード大基金の運用資産は、投資損失や大学への運営費の拠出 分を差し引いたベースで317億ドルから約10億ドル減少した。

原題:Harvard Lags Peers as Endowment Posts Loss of Less Than 1% (抜粋)

--取材協力:John Lauerman.

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