欧州株:2カ月ぶり大幅安-スペインの建設、銀行銘柄に売り

26日の欧州株式相場は2カ月ぶりの 大幅下落。米フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が量的緩和第3弾 (QE3)について、成長や雇用を押し上げる可能性は低いとの認識を 示したことが売り材料。

スペイン政府の2013年予算案発表を翌日に控え、同国の建設株が売 られ、アクシオナは9.9%安。スペイン最大の銀行、サンタンデール銀 行は4.5%の値下がり。石炭減産計画を明らかにした英鉱山会社アング ロ・アメリカンは3.7%下げた。

ストックス欧州600指数は前日比1.8%安の270.72で終了。7月23日 以来で最も下げた。6月4日に付けた年初来安値は16%上回っている。 欧州中央銀行(ECB)による国債購入計画が相場を支え、指数構成銘 柄の株価収益率(PER、予想収益ベース)は12倍と、2010年以来の最 高水準に近い。

アリアンツ・グローバル・インベスターズでグローバル最高投資責 任者(CIO)を務めるアンドレアス・ユーターマン氏はテレビインタ ビューで、「相場は向きを変え始めた」と指摘。「芳しくないマクロ経 済という現実に市場は直面している。QE3の発表が済み、現実の世界 に引き戻された。金融緩和は必ずしも成長を生み出さない」と語った。

フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は、25日の欧州取引終了後 の講演で、米連邦公開市場委員会(FOMC)が今月決定したQE3は 金融当局の信頼性を脅かしかねないと述べた。

この日の西欧市場では、ギリシャを除く17カ国で主要株価指数が下 落した。

原題:European Stocks Drop Most in Two Months; Spanish Builders Plunge(抜粋)

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