英国債:10年債利回り、大幅低下-欧州債務危機で質への逃避

26日の英国債相場は上昇し、10年債 利回りが約4カ月ぶりの大幅低下となった。ユーロ圏の債務危機収束に 向けた対応が遅過ぎるとの見方から、比較的安全とされる英国債の需要 が高まった。

指標の10年債利回りは2週間ぶり低水準を付けた。スペインでは25 日にマドリードでデモ隊が治安当局と衝突したほか、カタルーニャ州の マス首相が自治州自決を求め州議会選挙の前倒し実施を決めた。

ドイツ銀行の欧州金利戦略責任者、モヒト・クマール氏は「スペイ ン情勢が英国債の需要を支える要因となっている」と指摘。「現行水準 で英国債は割高だが、スペインをめぐる不透明感から現時点でショート (売り持ち)にしようという議論にはならない」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、英10年債利回りは前日比13ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)低下の1.69%。下げ幅は一時14bpま で広がり、5月30日以降で最大となった。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日、1.145上げ100.52。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのまとめた指数に よると、英国債の6月末以降のリターン(投資収益率)は25日時点 で0.4%。これに対しドイツ国債は0.5%となっている。

原題:U.K. Gilt Yields Drop Most in Four Months on Europe Debt Concern(抜粋)

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